ふたつの旅 8

001以前沖縄旅行中に知り合った山川夫妻が空港まで迎えに来てくれた。当時二人は東京のマンションに住み、旦那さんはカメラマンの仕事を、奥さんは記者をしていた。彼らのマンションに泊めてもらい、久しぶりに日本食をご馳走になった。奥さんは昔、小料理店をやっていただけあって料理がすごく上手であった。

友人のいる北海道に向かって出発した。途中、山川夫妻が良く釣りに行くという山の中で3日程キャンプし、イワナ釣りを楽しんだ。それから二人に見送られて、新潟港からフェリーに乗り北海道の小樽に向かった。

同年9月、私達は名寄のマサイ(友人。ウッドクラフト作家)の所に世話になった。マサイは山の際の静かな一軒家に住んでいた。夜になるとフクロウが鳴いた。私達はマサイと一緒に近所の農家の手伝いに行った。そのうち冬が来て仕事は終わった。アルバイト料は使わず貯金した。

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そうこうしているうちに、東京の友人から家を改造したいので来てくれという依頼が来た。友人は、私が以前にワンダーバード号を作ったアトリエの横の竹林の中に住んでいた。1991年の正月をマサイの家で迎え、その後、友人の家を改造するために私達は東京へ出発した。私はワンダーバード号で北海道を旅行中に、トムラウシで山下牧場の丸太小屋作りを半年間手伝い、家を作る仕事を一通り覚えた。コンクリートの基礎工事から水道の配管、電気工事、建築工事、家具作りまで全部出来るようになっていたので、家の改造には自信があった。友人の家の改造は5月までかかった。改造と言うよりは80%は新築した。

002-vert完成祝いの時は、友人達が集ってパーティーをした。それは私達の世界旅行と結婚祝いも兼ねていて、友人らから花束を贈られ嬉しかった。その中には山川夫妻もいた(田中さん、大西、八木夫妻、山川夫妻、岡田君、トシ夫妻)。

その後、友人に貰った中古のトラックにオートバイ、カヌー、絵の道具一式、キャンプ登山用具、釣具、食料、水を積み込んで東京を出発(6月)。北海道へ向かった。途中、八ヶ岳の原村のハンノキにある彫刻家(八木君)のアトリエに寄った。八木夫妻はアトリエの近くに新しく立てた別荘を所有しており、そこに泊まった。その別荘の床のフローリング工事を頼まれていたので、私達は泊り込みで1週間かけて別荘の床全面に楢の板を張る工事をやった。非常にきれいに出来たので友人は喜んでくれたし、工事費用として10万円払ってくれた(材料向こう持ち)。友人の家の工事費と合わせると、私達のポケットには150万円程のお金があった。


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