アフリカの旅 12-1

1998年6月1日

午前中に近くのバークレイ銀行に行き両替した。トラベラーズチェックを見せるとO.K.だと言うのでホッとした。地方銀行ではT・C(トラベラーズチェックの事。旅行小切手。紛失盗難に遭っても再発行可能)は両替できない事が多いからだ。銀行を出た所でひったくられる事がしばしばあるので、私は後ろから尾けてくる人物がいないかどうか、時々振り返りながら早足でホテルに戻った。

必要な分だけ財布に入れ、余分な現金は靴の底に隠した。この国では、いくら用心しても用心し過ぎという事はない。T・Cとパスポートは小さな袋に入れて紐で首から吊るし、Tシャツの下に入れてる。上にシャツを着ると目立たない。ズボンのポケットやハンドバッグなどは最悪。私の長年の経験では、高級ホテルのクロークに預ける以外は自分で持ってた方が安全だ。留守中に部屋の鍵が開けられ、盗まれる事が多い。また荷物や鞄の中に入れておくのも危ない。犯人は真っ先に鞄や荷物や上着のポケットなどを調べるからだ。箪笥の上とかカーテンレールの上とか、メイドが掃除しない場所で目立たない所に隠す方がベターだ。スリや強盗、引ったくりの多い土地では私はそうしている。

それで盗られちゃっても、パスポートやT・Cは現地で再発行できるから大丈夫だ。しかし地方でそうなった場合、再発行は無理だ。アフリカだったら、日本大使館のあるナイロビまで出て手続きをしなければならない。この時は慌てない事だ。取りあえず、新しいパスポートやT・Cが手に入るまでの滞在費とか移動費が必要となる。私の場合は、靴の底にドルの現金と現地の現金(その国の通貨)で3万円分位の金を常に隠して持っている。いざという時には、これが役に立つ。安宿に泊まれば、これで1ヶ月や2ヶ月くらいは生活出来る。再発行には2週間くらいかかると思ってよい。早くても1週間は待たされる。

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まるっきり金無しの時はどうするかと言えば、ペイ・オン・アプリケーションという手がある。外国為替を扱っている銀行に行き、ペイ・オン・アプリケーション(為替送金)の手続きをする。次にコレクトコール(先方払い)で日本に電話をし、身内とか友人に理由を話してその銀行に送金してもらう。ポルトガルで私も一度試みた事があったが、上手く行った。金はサイン一つで受け取る事が出来る。

パスポートの再発行は、現地の日本大使館で受け付ける。また、盗難に遭ったら現地の警察に届け出てポリスレポートを貰っておく必要がある。これは再発行申請の時に写真と一緒に提出する。

T・Cの再発行は、その会社のフリーダイヤル(T・Cを買うと控えの所に番号が書いてある)を回して電話すると、どこで手続きするか、どうすれば良いか日本語で教えてくれる。この電話番号とパスポートのナンバーを書いた紙きれも、私は靴の底に入れている。アフリカだったらナイロビのアメックスのオフィスで取り扱っている。T・Cの再発行の場合、必ずしもポリスレポートは必要でない。が、あった方が良い。アメリカンエキスプレスのT・Cなら、その場で再発行してくれる場合が多い。この時、当然だが盗まれたT・Cは無効となる。使ったT・Cのナンバーはノートにでも控えておく。T・Cの残金がどのくらいかはいつもチェックしておいた方が良い。再発行の時、当然聞かれるからだ。会社は残金の分だけ再発行してくれる。


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