アフリカの旅 15-2

あまりよく眠れなかったが、少しまどろんだ。コッコーコッという声が聞こえたので目を覚ますと、鶏がドアの辺りをウロウロしていた。

私はマンダジの残りを投げてやった。羊も時々やって来た。ノートをちぎって丸めて投げてやると、ムシャムシャと食べた。空の高みで猿の鳴き声がした。注意して見ると近くの木(地上から30メートル位)の所に猿が何匹かいた。双眼鏡でウォッチ。白黒、カラー、ふさ毛、尾は長く、先端が坊さんの使う払子みたいに房になっている。なんという猿かは後でも調べればわかるだろう。灰色サギをもっと大きくしたような鳥もいた。瑠璃色の美しい宝石のような小鳥もいた。

しかし、寝ても起きても腰の所が痛んだ。私は急に不安になった。動けなくなった時の事を考えたからだ。あれから9日も経ってるのにまだ痛むという事は、骨にヒビでも入ったんじゃないかとも思えた。一度病院に行き、レントゲンで調べてもらった方がいいだろうと判断した。

15-2

私は荷をまとめ、フィッシャーマンズ・キャンプの前からマタトゥに乗り、ナイバシャの町へと引き換えした。キャンプ地に何の未練も無かった。夕方ナイバシャの町に着き、ケンバシホテルホテルまでヒーコラ言いながら歩いた。リュックの重さがこたえた。

ホテルに着くと、サブマネージャーやレセプションの女の子が歓迎してくれた。チーフマネージャーのジョルジュが飛んできた。「イヤー!キャンプ地は申し分なかったよ。けど腰が痛くなって帰ってきちゃった」と言うと、ジョルジュが心配顔して「イエス、イエス、これから町の病院に行こう」と言った。私は着替えてから、レストランでジョルジュの奢ってくれたスプライトを飲み、それから彼の案内で病院に行った。

町外れの森の中にホスピタルはあった。英国風の造りで、平屋が色々なセクションに分かれてあった。患者の中には槍を手にしたマサイもいた。

平屋の一つに行き、ドクターに会った。ジョルジュがスワヒリ語で説明した。中年のジョイは話を聞き、黄色いカルテに何かを書き込み手渡してくれた。レントゲンを撮るから明日の8時に来てくれという事だった。

私達はテクテク歩いてホテルに戻った。


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