マジャールの残影 14

1997年4月30日 昼から雨

午前中、美術館に行きヴァシャレイの作品を見た。

帰りに近くの素敵なSÖRÖZÖに入ってワインを飲んだ。

半地下のような感じで天井は丸く、入口もトンネル状、壁は漆喰で白く塗られ中は広い。曲線の空間が美しく、かつどことなくヨーロッパの中世を感じさせる。テーブルや椅子もがっしりとしたオーク材で作られゴツイ感じ。落ち着いた雰囲気がある。

ここでヤコブ氏に会った。聖フランシスコにちょっと似ている痩せぎすな紳士。家の近くのSÖRÖZÖで見かけた、どことなく上品で優しい人だ。なかなか勉強家で、フミコから熱心に日本語を学んでいた。

私はその間に、ヤコブ氏をスケッチした。なかなか絵になる人物だ。ついでに店内のスケッチもした。この店もムードがあって絵になった。

店を出る頃には雨脚が強くなり、私達は慌てて近くのホテル・フェニックスのピザリヤに飛び込んだ。昼飯に、マジャール風ピザとチーズクリームのスパゲティを頼んだ。ピザは1個で2人前はあり、とても食べきれないので半分だけ食べて残りは紙に包んでデイパックの中へ。

なかなか雨が止まないので、近くの店でコウモリ傘(2000Ft)を買った。相合傘で帰宅。土砂降りの雨で街路は水浸しだった。靴も服もびしょ濡れ。

ホテルに戻って熱いシャワーを浴び、乾いた服に着替えるとサッパリした。

靴や濡れた衣類はストーブの上で乾かした。どこにでもある、この鉄の箱みたいな旧式のガスストーブはなかなか重宝だ。排気は屋外に排出される構造で臭くないし、安全なようだ。

hungary14


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