マジャールの残影 16-1

1997年5月4日 日曜日 晴れ

ハンガリーも5月1日のメーデーから今日まで連休で、この私達の泊まっているMiNi HOTELも自動車旅行の客で賑やかだ。

隣の部屋のポーランド人の夫妻は英語を話した。

「センテンドレにぜひ行くと良いですよ。スケッチには最高よ」

と教えてくれた。

最近は、朝はキッチンの外のテーブルでスケッチの仕上げをしたりして過ごす。

10時か11時ぐらいに外出。

街中をぶらついて写真を撮ったりスケッチしたり、疲れたらビアホールやワイン酒場に入って休む。

昼食をどこかのレストランで取って家に帰ると、大抵3時頃だ。シャワーで汗を流して昼寝。

はたから見れば至極のんきな生活なのだろうが、まったくそうでもない。言葉は不自由だし体調も悪い。外食は胃にもたれるし、何かに喰われて体がやたら痒い。虫歯が痛む。坂を上れば心臓が苦しい。

一体何の為に俺は旅をしているのか?などと考えてしまう時もある。レストランを休業して、高い金を使ってこんな遠くまでわざわざ苦労しに来たのかと思ったりもする。

旅が苦痛になっている。そんな筈は無いと思いたい。

hungary16-1


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