マジャールの残影 23-2

英雄広場周辺は公園や城や美術館や動物園植物園が集まっていて、一日居ても楽しい所である。

取りあえず、公園の入り口の木陰にある気持ちの良さそうなカフェテリアに入って休んだ。木陰に並べられたテーブルに着いて、ソーダ水を注文する。

横の客が食べている定食が美味そうなので、それも注文した。紙の皿に大きなフランクフルトソーセージがゴロンと入っていて、他にパンと付け合わせにザワークラウトが添えてある。パンは古いし、ソーセージは半生みたいで美味くはなくがっかり。

どこの店でも値段が書いてあるのに、ここはそれが無かった。案の定ボラれた。紙弁当2つとソーダ水2つで1400Ft。

「普通なら700Ft位なのに高いわ」

とフミコは憤慨して口を尖らせた。しかし後の祭りだ。今日は散々である。

しかしまあ天気は良く、来た頃に比べ気候も暖かくなり、緑の木立を吹き抜ける風は爽やかで快い。

食事してから、国立美術館に入ってみた。建物の外観も堂々たるものだが、内装も素晴らしい。こちらの方がブダの王宮よりもずっと王宮らしい。

ここには、ハンガリー歴代の代表的な作品はもちろんの事、エル・グレコ、ラファエロ、レンブラント、クラナッハ、フーシェ、ジョルジョーネ、ルーベンス、マティス、ゴッホ、ルノアール、ロートレックの作品等もある。クラシックだけでなく、現代美術の作品もかなりある。入ってすぐに、到底1日では見れるものでない事がわかった。

私は印象派の作品群を中心にエル・グレコ、レンブラントなどの作品を注意深く見せてもらった。他の絵はさっと見ただけで、次回に見る事にした。それでも昼の1時に入って出たのは夕方の5時頃だった。

その間、館内のカフェに2回行って休み、本屋で本も買った。見る事に疲れ、これなら描く方がずっとましだと思った。

hungary23-2


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