マジャールの残影 23-3

夕方、再び地下鉄に挑戦。HÖSÖK TELEの自動販売機で切符を買う事にした。

今度はコインが入らなかった。ハンガリーの女の子が2人試みたが駄目。もちろん係員がいる訳でもない。

結局、私達は

「平気!平気!」

と言って両手を広げバンバン進む。女の子らにくっついて地下鉄に乗ってしまった。無賃乗車だ。どうやら女の子らは

「システムが悪いの。しょーがないじゃん」

と言ってるらしかった。ほんとに、あのポンコツみたいな自動販売機を蹴っ飛ばしてやりたい気分だ。

ここのメトロは、無賃乗車は簡単至極である。なんせ改札なんてほとんど無いから…。しかし、時々赤い腕章を付けた「コントロール」がやって来て切符の有無をチェックするらしい。

「捕まったらその時さ」

と腹をくくる。なかなかスリルがあって楽しい時間だった。

私達は女の子に付いて、オクタゴンという途中の駅で降りた。コントロールがチェックに来た時に4人でゴネればいいし、彼女らはハンガリー語でまくし立てるに決まってるから有利なわけだ。外へ出ると、女の子らの姿はもうなかった。

オクタゴンの駅近くで、人にデアーク広場に行く道を教えてもらった。私達はアンドラーシ通りをテクテク歩いてデアークまで行き、そこからまたバーチィー通りをテクテク歩いてカタリンのアパートに帰った。

カタリンは別の所に住んでいてたまに来るだけだから、アパートは私達二人で自由にいられた。1泊二人で3000円。

フミコがキッチンで夕食を作ってる間、私はシャワールームで熱いシャワーを浴びて汗を流した。

hungary23-3


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