マジャールの残影 26

1997年5月14日 晴れ

あまり知られてない古い一角が市内(オーブダ)にある。滞在をもう2日延ばして、その地区に行く事にした。

カタリンに朝、メトロの電話ボックスから電話した。こちらのは性能が悪いのか、故障が目立つ。切符の自動販売機もしかり。結局80Ft使ってカタリンと会話できたのは1分もなかった。しかし、あと2日滞在を延ばすという事は伝える事が出来た。

橋を渡る所まで3kmばかりテクテク歩き、ブダ側からチンチン電車に乗った。切符の発売所らしきものも見当たらなかったので、電車の中で車掌から買うつもりで乗った。しかし車掌はおらず、運転手一人しかいない。しかも切符は売ってる気配もなく、チェックもしない。乗客はいくらでも無賃乗車できる。私らも、切符を買うにも買えぬうちに電車は走り続ける。

周囲の乗客に聞くと

「しょうがない。なに、とぼけてりゃいい」

という返事だった。

我々も仕方なく、また無賃乗車してしまった。と言うよりもせざるを得なかったのだ。

適当な所で電車を降りた。降りた所は市場だった。

市場の中を覗き、その後、時々カフェなどで休みながらオーブダの街を歩き回り、写真を撮った。オーブダの市場の周辺は物価も安く、人々もあまり気取ってなく、何となくポルトガルに似ていて懐かしかった。

家に帰り着いたのは、夕方の5時頃だった。バスタブに湯を一杯にし、久しぶりにゆっくり湯に浸かった。

カタリンの宿のキッチンで夕食を作った。キュウリとザワークラウトのサラダ、チーズ、サラミ、パン、生ハム、シェリー酒、バラトンビール、オレンジ、食後にアールグレーを一杯飲んだ。

夕方、カタリンがドイツ人の自転車野郎を二人連れてきた。立ち話をしてカタリンは帰った。

hungary26


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