マジャールの残影 40

1997年5月29日 晴れ

昨夜は珍しくよく眠れ、気分も良くなった。ヤレヤレ…。

8時半に起きてキッチンで湯を沸かし、チェンが持たせてくれた中国茶を入れて飲みつつ、日記を書いた。

11時頃にカタリンが来て、医師の都合が昼過ぎに分かるから1時頃に電話してくれと言って帰って行った。彼女は用心のために、部屋に電話器をセットしてくれた。

パンとチーズと茶で簡単な朝食を済ませてから、アパルトメントの横にある銀行に行き、トラベラーズチェックをチェンジした。

こちらの銀行もガードマンはピストルで武装している。世界を旅してみて、ガードマンがピストルなどを持たない所は大変少ない。日本はそうした意味でも、珍しい国なのだ。

ヨーロッパにいると、ガードの固さに呆れると言うか疲れる。エゲルのオジさんのペンションでは、鍵を掛けたり開けたりするのに5、6分かかった。何重にもガードしていた。

銀行を出た後、近くのカフェのテラスで日の光を浴びながらコーヒーを飲んだ。他の客は酒を飲んでいる。昼日中からビールやワインを飲んで談笑していても、一向に非難がましい目では見られない。

飼い犬を連れて飲んでいる人もいた。この国の人達は、犬が大変に好きなようだ。犬の躾は申し分なく、主人が買い物している間も犬は店の外で大人しく待っている。

私は、店の前できちんとお座りして待っている犬の姿をしばしば見かけた。通行人も犬を怖がる風もなく、時には頭を撫でて行く。

レストラン、カフェ、ストリート電車、バスの中でもしばしば犬を見かけた。躾が良いので、ほとんど問題は起きないのだ。犬同士が道で出会っても、牙をむき出して喧嘩したりする風もない。ソフィスティケートされた犬同士は、お互いの匂いを嗅ぎ合う程度で、私はいつも見ていてビックリもし、感心もさせられるのである。

ハンガリーの連れて来たらチャーリーも少しは利口になるかな?

しかし、猫は非常に少ない。

夜、自炊、速めに寝る。気分は最悪……。

hungary40


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