マジャールの残影 48

1997年6月7日 土曜日

午前中に、フミコとこのあいだ買い物をした画材店へ、スケッチブックと絵筆を買いに行った。残念ながら閉まっていた。

土日ばかりでなく、日によっては2時までなんていう事もあるので、日本みたいな訳にはいかない。日本はつくづく便利な国であると思う。その分、忙しい訳であるが…。

私達のレストラン「モレーナ」でも水曜日が休みだけで、後は毎日昼から夜9時まで営業している。年中無休の店は日本ではザラだが、こちらでは考えられない。キリスト教によって、日曜日は安息日とされており、そんな日にも営業を続けたら評判が悪くなる。

しかしながら「年中無休」は今の時代のシンボルであり、世界的傾向である。みんながみんな、アメリカ型の競争社会になってしまったらつまらないだろうと思う。

別な画材店に行く事にして、少し先のデアークから左に曲がって、アンドラーシ通りをオペラ座の方へと写真を撮ったり、ショーウィンドウを覘いたりしながら歩いた。しかし、オペラ座の近くの画材店も、ザルバ(休み)の札が下がっていたので買い物は諦めた。

オクトゴンのバーガーキングで休んでから、エリジャベートと平行する裏通りの古本屋で本を買う。

BEǸYi・LASZLO ベニイ・ラシロ画集
CSÓK・iSTVAN チョーク・イシュトバン画集
FÉNYeS・ADOLF フェニエス・アドルフ画集

いずれもハンガリーを代表する画家である。

店を出て、ニューガティへ向かって裏通りを歩く。途中の店でフミコが食料を買った。

少し歩いて、クレージー・カフェで休んだ。ここはミュージック・スポットの一つである。

地下を下りた洞穴風の酒場という雰囲気。入ってすぐの所に、1950代アメリカン・グラフティに出てくるような古いジューク・ボックスが置いてあった。

私らはその横のテーブルに着き、ビールとエスプレッソを注文した。長いカウンターには客が数人、取り留めもない話をしながらビールを飲んでいた。

私は画帳にボールペンで2枚ほどスケッチした。

hungary48


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