自転車旅行(スペイン・ポルトガル編)5-7

1990年4月14日

国道へ出ると、風は強い向い風。今日もまた一日、風との闘いが始まった。

下り坂でも漕がないと止まってしまうので、漕ぎ続けるしかない。吹き倒されそうな場合は、押して歩くしかない。加えて道は平坦でなく、下るか登るかのどちらかで峠がいくつも待ちかまえており、難航した。

行く先が逆方向だったらどんなに楽かと思うと、腹立たしくなる。逆のコースで廻っていたら、順風を受けて、日数も労力も半分で済んだことになる。

風の向きは一定している。ビセンテ岬から、今日まで一週間というもの、ずっと北風で、風は強く衰えを見せず、一日中吹きまくっている。夜は平地をさけて、森や林、窪みの中にテントを張って、風を防いでいる。

このような状態で、北へ進み続けるというのは、並大抵ではない。一日30キロメートル位しか進まない日もあった。走行を終えキャンプする頃は、二人ともヘトヘトだ。追い風なら、楽々一日70~150キロメートルも進めるのにと思うと、何とも悔しい。

昨日はそれでも、50キロメートル走った。夕方、シネスの手前の松林の中にキャンプした。

ポルトガル人の若者らが2台の車で来て、焚き火でウニを焼いて食べていた。彼らが帰ってしまうと、松林の中はまた静かになり、ドイツ人の老夫婦のキャンピングカーと、我々二人だけがキャンプしているばかりだった。このように、他のキャンパーが一緒だと心強い。いつも単独でキャンプしているので、そのように思うのかも知れない。

cycle5-7


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