自転車旅行(スペイン・ポルトガル編)5-11

1990年4月18日

朝遅く起き出し、バルでハムとコロッケのサンドイッチ(コッペパンにハムなどを挟んだもの)と、ミルクコーヒーで朝食。

メインストリートを自転車で行くが、坂道ばかり。おまけに、車、登山電車、チンチン電車、バスの洪水で、とても走れたものではなかったので、ほとんど乗らず引いて歩くしかなかった。リスボンは坂の町。誰も自転車に乗っている者はいない。

それにしても、リスボンは美しく楽しい街である。建築学的な面白さも多分にある。

インフォメーションセンターで、日本大使館と東京銀行の場所を教えてもらった。航空代理店で、バンコク、リオデジャネイロなどへの運賃を調べたが、高すぎて問題外だ。バンコクまで20万円もする。ポーランドエアーラインだと、マドリッドからバンコクまで7万円位で買えるのを知っているので、さっさと調査を切り上げた。リスボンでは、格安航空券が少ないという事が分かった。

日本への切符は、ロンドン、パリ、アムステルダムで買うとすごく安いのがある。(9万円くらい)

一応アムステルダムまで自転車で旅して、そこから帰国という線を考える事にした。しかし、日本へ帰るのはいつになるか分からない。なぜなら、財布は底をつきかけ、帰国の切符を買うには不足していたのだ。

私は空を見上げた。抜けるような青い空だった。

cycle5-11 リスボン シエスタ中

(6へつづく)

本作は季刊エッセイ雑誌「生活と意見」第6号(夏)1996 に掲載されていたものを加筆、修正したものです。


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