続・自転車旅行(スペイン・ポルトガル編)3-4

1990年7月24日

モンサントのキャンプ場の前からバスに乗って、サンデーマーケットに行った。空港の近くで、日曜日だけ開かれる泥棒市だ。

バスから、ここだろうと検討をつけて降りる。少し行くと、あちこちにテントや日除けがカラフルな一角にぶつかった。肉を焼く煙があちこちに上り、辺りは煙で霞み、その中を人々がうごめいていた。アフリカかインドのバザールに行ったようだ。黒人、インド人(モザンビーク)、ジプシーがこのバザールの主人公である。何でもある。そして安い。

少し歩いて行くと、シーラカンスに会った。シーラカンスとは日本人だが、30年前にポルトガルに来てずっと住み着いている、非常に古い旅人の生き残りである。命名はフミちゃんだ。シーラカンスは小さなテーブルにアクセサリーを置いて売っていた。陽がまともに当たるので暑い。周りはすごい人数だが、今日は暑いから、これでもいつもより客は少ないと彼は言った。

シーラカンスと別れ、僕らは先に進んだ。マーケットの外れ近くで、インド人のK君に会った。モザンビークから来たという、人の良いインド青年だ。彼は、中国の雑貨を道端に並べて売っていた。彼が「今日は商売するのか」と聞いてきたので、僕が「やるよ」と言うと「俺の横でやれば良い」と、親切に場所を空けてくれた。

僕らはインドのアクセサリーを並べた。テントの日陰に入れてもらって客を待つ。活気がありどこか東洋的なこのバザールは、見ているだけで面白く、懐かしい感じがした。

彼女に店番してもらって、その辺をブラブラした。焼肉が美味そうなので、屋台に入って軽い食事をした。炭で焼いた豚のあぶり肉をパンに挟んだのと、セルベッサだ。200エスクードでお釣りが来た。ロシオだとこの倍はする。アフリカ人やポルトガル人にまじってビールを飲み、焼肉にかぶりついた。

お祭り気分だ!

cycleNext3-4


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