中国・シルクロードの旅 11

china111989年6月4日

昆明に来て5日になる。涼しくてしのぎやすい土地だ。今まで暑さに喘ぎながら旅を続けてきたので、天国という感じがしないでもない。

しかし涼しすぎて風邪を引いてしまい、おまけに何かに顔がかぶれて苦しい。フミちゃんの方がひどい。医者で薬をもらい、ホテルで寝てばかりいる。

この辺の料理は四川料理が多く、めちゃ辛いので熱がある時は食べれないので、辛くない料理を探したり包子を食べている。

こちらの喋る中国語は北京語では上手く通じないため、食事の時も筆談で注文しなければならず面倒くさいし、横柄な用務員が相手だとこちらもカッカしてくる。スムースに事が運ばれるのは稀だ。

このホテルは他より安くて、僕らの借りてる部屋は18元(700円)である。しっかりしたベッドが2つ、部屋の広さは8畳(6階)、窓からずっと下にメインストリートが駅に伸びている(歩いて10分)。他にデスクと椅子、ソファが2つ、それにテレビがついてる。

テレビは全部中国語なので殆ど見ない。持ち歩いてる小型ラジオを時々聞いてるが、民族音楽はめったにかからない。中国の演歌とクラシックばかりだ。

ベトナムやラオスとの国境に近いので、カラフルな服装の少数民族を時々見かける。

ホテルの周囲にはマネーチェンジ屋、色々な食物を売る屋台、果物屋、デパート、郵便局となんでもある。すぐ隣は食堂。この辺の名物料理は米線(ミーセン、うどん)と火鍋(サーグオ)である。インベーダーゲーム屋もあって、何時も若者でいっぱいである。

若い女性の間ではタイツが流行っている。いつも油っこい物を我々の2人前くらい食べるのに、中国人は不思議に細身でスラリとした体型をしていた。太った人は滅多に見かけない。

昼間はホテルの前によく見せ物屋が来て、人を集めて薬を売っている。生きたニワトリの両足をへし折り、頭にナイフを刺し、さらに口から金串を突っ込んだ上で、それらを抜き薬を塗って赤い包帯を巻き黒い袋の中に入れてから、呆然としている客たちに10分くらい薬の効能を講釈してニワトリを袋から出し包帯を取り去ると、瀕死だったニワトリが息を吹き返して元気良く走り回るというミステリアスなのもある。

夜になると3人組の辻楽師がどこからともなくやって来て、盲の女がソプラノで上手に歌う。眼鏡をかけた痩せた男が胡弓を弾き、もう一人の女がアコーディオンを巧みに弾いている。哀愁に満ちた曲が通りを満たす…。

ここは人通りが耐えず、いつも賑やかだ。しかし長居しすぎた感じもする。なんとか熱も治まったので、荷物をまとめ今夜の夜行で北京へ出発する。顔はかぶれて痒いが、薬もあるし何とかなるだろう…。


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