旅の記録 パキスタン編 10

pak101989年8月29日 非常に暑い!

朝の8時過ぎにラホール行のバスは出発した。

今度はマイクロバスでなく、大きなバスだ。乗客は全てパキスタン人で、外国人は私とフミコだけであった。

例によってカセットテープレコーダーが最大限のボリュームを上げ、パキスタンの流行歌をガンガン鳴らしていた。鼓膜が今にも破れそうだ。中国からパキスタンに入ってからずっとこんなで、大音量にある程度慣れてしまった。

次々に通り過ぎる町や村、人々の生活ぶり、服装、家の佇まいに私は心を奪われ、楽しかった。

時々ドライブインのような所にバスは停まり、乗客も運転手もバスを降りて休んだ。チャイを飲んだり、昼食にカレーを食べた。こちらのカレーはインドと違って辛くない。でも非常にスパイシーで美味しい。

夕方近く、ラホールに到着した時は胸を撫で下ろした。と言うのは、運転手が気狂いみたいにスピードを上げて走るので、追越しの度にハラハラしたからだ。

まだ日は高く暑くて、見知らぬ街での宿探しは疲れる。

私は15年ほど前にロンドンから陸路でインドまで旅をした事がある。あの沢木耕太郎の「深夜特急」と同時期だった。もしかしたら、彼とどこかですれ違っていたかもしれない。その時にラホールに来ている。

当時もラホールは泥棒宿で有名な街で、被害に遭う旅人も少なくなかった。それは今回も同じ事情であった。安全性を考えてW・M・C・Aに泊まった。

しかしクーラーなどあろう筈もなく、気温は40度程もあり、テラスの方が幾分涼しいが蚊が多くてやはりよく眠る事は出来なかった。


One thought on “旅の記録 パキスタン編 10

  1. 私も1984年の10月ごろかな、一人でパキスタン入りして、ピンディからラホールまでバス移動し、目に物もらいができ病院にかかりました。この記述よりも、休憩が悲惨な、過酷おんぼろバス旅でした~!!懐かしいです☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Current day month ye@r *