旅の記録 パキスタン編 13

pak131989年9月6日

ここも相当暑かった。

パンジャブ州独立を目指すシーク教過激派のテロで、街の中は物々しく不安な状況であった。それでもゴールデン・テンプルに行くと神々しく、平和に満ち心が安らいだ。

たくさんのシーク教信者が来ていた。大きな池があり、その真ん中に神殿があり、中から楽器の音と静かな歌声が流れてくる。それは美しく、私には夢の中の音に聞こえた。

ゴールデン・テンプルの中には無料宿泊所もあり、食事も振舞われる。私は15年ほど前にこの無料宿泊所に何日か泊まった事があり、懐かしかった。

ここはシーク教徒の聖地で、美しい。

フミコにとって初めて見たインドであり、彼女はインドが気に入ったようであった。中国からヒマラヤを越えると別世界だった。我々の知らない異文化に包まれた。その時から彼女の内部が大きな力によって変わっていくようだった。

旅は精彩に満ち、より面白くなった。パキスタンに一歩入った途端、旅は逃避行でなくなり、本当の旅になった。


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