旅の記録 パキスタン編 17

pak171989年10月26日

ダラムサラで流行性の風邪がはやり始め、私もフミコもそれに罹った。性質が悪くなかなか良くならず、体調は悪化するばかりだった。下に住む仲良しのインド人一家も全員その風邪でゴホンゴホンやっていた。

町の病院に行き、薬を貰って毎日飲んだがあまり効果がなかった。タシ君が心配してチベット人の僧侶の作った薬を持ってきてくれた。その薬が効いたのか、その後回復した。

外国で病気すると心細いものだ。でもタシ君のような良い友人がいると心強い。

ダラムサラの一軒家に住むようになってからは、毎日自炊した。市場で食品を買うのも楽しみだった。

朝食は家から少し下った所にあるインド人の食堂で毎朝食べた。インドでは、朝食はたいていチャパティを油で揚げたプリとダルカレーで済ます。この店のプリとダルカレーが、私の知る限り一番おいしかった。チャイも素晴らしく美味かった。

時々、タシや友人らとカレーを食べに行ったり、プディング・ショップでケーキとコーヒーを楽しんだ。

この家には水道は無く、バケツを持って近くの共同井戸まで水を汲みに行くのが日課であった。フミちゃんは毎日そこに水を汲みに来る近所の子供や主婦とすぐ友達になり、ヒンディー語が喋れるようになった。

次第にダラムサラにも冬が近づき寒くなってきた。昼間は日が当たるので暖かだが、夜は街で買ってきた薪を部屋の中の暖炉で焚いた。

電気は無いので蛍光灯とは無縁だった。でもロウソクの灯と暖炉の火は心を豊かにしてくれる。

 

旅の記録 印度編へつづく


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