旅の記録 印度編 11-1

india11-11989年11月16日

我々の家財道具(これで十分、最低限)

せんべい布団 3枚、ブランケット 2枚、
ココナッツのカーペット、更紗(畳1枚の大きさ)3枚、
ココナッツの箒、
ベッド 1台、机(これは家に備え付けのもの)2、
ケロシンコンロ、鍋 2、フライパン 1、
素焼の壺 5、素焼の洗面器 1、バケツ 1、タライ 1、竹のザル 4、石臼、小型コッフェル、コーヒーカップ 3、キャンドル 3、ミルク缶 1、
石油用ポリタンク(5L)、ジョウゴ、クリーニングニードル、
楽器類{ドルキー(インドの太鼓)、シタール、ギター、笛、ハーモニカ}、
他に旅行用装備一式(バックパッキングのギア)、
他に絵具とスケッチブック

以上。

これで人は充分、町や村の中でなら暮らしていける。少ない持ち物でシンプルに暮らす事もまた楽しい。やせ我慢しないで暮らしていけるなら、それで十分でないかと思う。旅に出る時は全部売り払うか、人に上げるつもりだ。

旅行の衣類の装備は夏に合わせる。寒い土地では必要に応じて現地で調達し、暑い土地へ行く時はそれを売り払う。旅行の装備は、3日間の旅に必要な装備で十分だ。それだけあれば1年でも10年でも旅は可能である。

荷物が多ければ移動は困難なものとなり、旅本来の気楽さ、風の吹くまま西、東とはいかなくなる。旅の荷を少なくするという事は、自分の贅肉を削る作業に似てシビアなものである。

より精神的な旅人の荷は非常に軽いものだ。しかし、やせ我慢してもそれは意味がない。その人の思考や行動様式がそれを決定するのだから。

僕が地球の旅に必要不可欠にして非常に有効なものを選ぶとなれば、次のとおりである。※30年間旅を続けた経験による。

①地図とコンパス
②マッチとロウソク
③金属製のコップとゴム草履
④木綿のシーツ(更紗)1枚とシュラフ
⑤現地で調達できない薬(例えば抗生物質のようなもの)
⑥フラッシュライト(ヘッドランプ)と折り畳み式の傘(雨季のみ)
⑦スプーンやホークの付いた5徳ナイフと細いロープ7m
⑧ハンディータイプのヒーター(コップに突っ込んで電気で湯を沸かすもの)
⑨小型のハサミ
⑩洗面道具一式

と、大体がそんな所である。他にパスポート、トラベラーズチェックが必要。他のものは無くてもそれほど不自由はない。衣類は Tシャツ 2、パンツ 2、靴下 2組、スポーツシャツ 1、短パン 1 くらいで、あとは必要に応じて買い、いらなくなれば売り払うのだ。

一般の旅行者がシャンプー、リンス、石鹸、洗濯用粉石鹸を持つのに対し、僕は石鹸1個で済ましてしまう。一般のバックパッカーがナイフ、スプーン、ホーク、缶切り、コルク抜き等を持つのに対し、僕は5徳ナイフ一丁で済ませる。必要不可欠な道具と、それがあれば色々な事に使用できる物だけに絞ると、荷物はとても少なくなるものだ。

後は頭を使ってその利用範囲を広げることも大切。例えば、水筒は必ずアルミを使用する。アルミの水筒は軽くて丈夫なだけではない。蓋を外し中に水を入れて火にかければ、薬缶として使える。沸かした湯をそのままにして蓋をして、タオルで包みシュラフの中に突っ込めば、湯たんぽとして使えるという具合である。


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