タスマニア旅日記(自転車旅行) 37

au372002年4月5日 金曜日 晴れ 19℃

朝、晩は少し冷え込むような秋の気配だ。

夏が終って、4/1からサマー・タイム制は終り、時刻が一時間くり上った。日没が8時では不便なのである。やっぱり6時とか7時までに日が沈んでくれないと夜ふかしが過ぎてつかれがたまるのであろう。

タスマニアでは、4月1日に一斉に時計の針を一時間すすめる。私も自分の時計の針を一時間進めた。忘れると遅刻したり、飛行機に乗りおくれる。現地時間は現地でしか通用しないのはこのためだ。

そんなわけで、今では暗くなるのが夕方7時くらいだ。最初は変に感じたが、もう慣れた。

イースター祭も終り、街は落ちつきをとりもどした。

ピーターの山の仕事(ナショナルパーク)は9日働いて5日休みである。ホバートからの往復はヘリコプターだ。レインジャーみたいな仕事をしている。英語の先生の仕事はピーターは苦手らしく、また山にもどった。

ナショナルパークの整備や管理のために政府はかなり金を使っているのがわかる。人件費だけでもバカにならないだろう。そんな事が出来るのも国民の支持と理解があるからだ。

ナショナルパークでもゴミがその辺にすてられてたり、ゴミ箱がゴミの山になってたりしてるのを見た事がない。ゴミ箱が用意されてない所でもキャンプしたが、いつもキレイだった。各自がキチンとゴミを持ち帰るからだ。

学校でも家庭でも子供達をピクニックやキャンプにひんぱんに連れてゆく。ゴミやたき火のあと始末は徹底して教えられる。海岸や川や山に行ってもゴミが捨てられてないとゆうのは大へんに気持のよいものだとゆう事をタスマニアに来て私ははじめて知ったと思う。

ただ、道路でやたらに動物の死体を見かけるのはなんともやりきれない。北海道でもキツネやイヌやネコの死体を道路で見かけるがこちらでは、それ以上に多い。それだけ野生動物が多く、車以外に交通手段がないとゆう事だが。

今日は午前中、歩いて街に行った。港でスケッチし、波止場のカフェでお茶を飲んだ。こちらでは50ドル≒3,500円(オーストラリアドル≒70円)が1万円くらいの価値がある。物価が安い。カフェでもレストランでもパブでもホテルでもチップは払わなくてもよいので、よけい安いわけだ。

チップとゆうのはカフェやレストラン、ホテルをひんぱんに利用する旅行者にはバカにならない負担だと思う。チップの習慣のない日本から行くと、チップをいくら払えばよいのかわからぬし、少なければケチだと思われ、多ければ成金ジャパニーズとバカにされる。

私なんか、財布の中身が軽いから、気が重くなるし、いいかげん腹も立ち頭にくる。「経営者は従業員の給料くらい、ちゃんと払え!」と言いたくなる。

ヨーロッパなんか、チップだけで生計を立てているウェイターやウェイトレスも多い。その辺の事情を知ってるから払わぬわけにはいかない。チップ制は決して良い制度とは言えないと思う。

ジュディーは「日本のBARやパブではエントリー・フィー(つまりおとおしの事)を払わされるけど、何故なの?こちらじゃ、聞いた事がないのよ。本当、頭に来ちゃう」と言っていた。これも私には変に思える。

「チップみたいなものですよ」と答えておいたが、それはただ彼女を怒らせただけだった。そしてまた本当ではない。

昼すぎにもどると、ピーターのお父さんが来ていた。78歳。仕事が大好きで、ピーターの大工仕事を手伝っていた。まったく元気なお父さんである。気さくな人で、休み時間にピーターの手作りビールを飲み犬の話をした。土地なまりがひどいが、ゆっくりしゃべってくれるので半分は理解できた。

ジュディーは裏庭の芝生を掘起して畑を作っていた。

夜、ジュディーとピーターがパブに連れて行ってくれた。

「ここは2番目に良いパブなのよ」とジュディーは言った。
「一番目はどこですか?」と聞くと
「それはフリンダース島のインターステイツホテルのパブだわ」と目を丸く開いて笑った。

店の中は客でごったがえしていた。バンドがギンギンで踊ってる人もいた。ここのパブはレストランなみの食事も出している。ここの料理はうまいので食事に来たのだ。もちろん音楽を聞きにも来たのだが。

私とピーターは、ピーターおすすめの、ビーフのフィレットのステーキ&ベジタブルを注文、ジュディーはフィッシュケーキとサラダを注文した。ビールを飲みながら料理がくるまで話した。

スープとかアントレとかデザートは頼まなかった。だいたい、メーンディシュだけですませるのがフツーのようだ。それに、すごいボリュームだから、メインだけで腹一杯になってしまう。ヨーロッパと違ってワイルドにできている。

その代りビールはあびる程飲む。ピーターはあっとゆう間に10杯くらい飲んじまった。1杯(スモール)が3ドルだから10杯飲んでも2千円くらい大したことはない。

そのうち料理が来た。大きな皿に3cmくらいの厚さのビーフのフィレステーキの小山、その横にマッシュドポテトと赤ピーマンや赤カブ、キウリ、トマトのサラダがうず高く積まれていた。私はミディアムをたのんだが、ほとんどウェルダンに近かった。ソースはケイジャンソースを頼んだ。

私はこのステーキはしょう油とおろしショウガのソースで食べたいと思った。それは望むべくもない事であったが。

日本のステーキを食べなれているとオージービーフは淡白であっさりしすぎて物足らない。焼く前に油通しをやったらもっとうまくなるだろうなんて思う。でもそれは外道だろう。私はオージーはオージーでそれなりにおいしいと思っている。それに、草だけで育った牛だからヘルシーだ。これに比べりゃコウベ・ビーフなんざ超コレステロールのかたまりだ。

この一皿でおなかはパンパンになってしまった。これで16ドル(1,100円)くらいだ。

ピーターの家までのタクシー代が5ドル(350円)だった。


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