ふたつの旅 9

同年7月に北海道の下川に到着した。そこには私達が住める事になった古い農家が、私達が来るのを待っていた。その農家は広い牧草地に囲まれ、大きな納屋が3つと小屋が1つあった。母屋は2階建てで、見かけは古いが土台はまだしっかりしていた。昔の家だから、冬が来たら断熱が悪いのでかなり寒いと思われた。 続きを読む »

ふたつの旅 8

001以前沖縄旅行中に知り合った山川夫妻が空港まで迎えに来てくれた。当時二人は東京のマンションに住み、旦那さんはカメラマンの仕事を、奥さんは記者をしていた。彼らのマンションに泊めてもらい、久しぶりに日本食をご馳走になった。奥さんは昔、小料理店をやっていただけあって料理がすごく上手であった。 続きを読む »

ふたつの旅 7

1990年3月、私達はダラムサラの家を引き払い、デリーから飛行機(格安航空券。片道3万円くらいだった)でスペインのマドリッドに出発した。

7-1そしてマドリッドのユースに泊まり、自転車旅行の準備をした。自転車2台、サドルバッグ、工具、パンク修理用具、調理炊事用具、テント、寝袋などのキャンプ用具、それらを揃えるのに1週間もかかった。それでも、マドリッドをどうにかこうにか出発した。 続きを読む »

ふたつの旅 3

次の夏に妻は日本へ帰った(1975年)。喧嘩をしたのではない。彼女は虫に弱く、蚊に食われても腫れる性質だった。たまたまモロッコからロンドンに帰ってきた女友達が、ダニに食われてかなり酷い有様になってるのを見て、私と一緒にアフリカへ行くのを彼女は諦めたのだ。 続きを読む »